クラブの命運を懸けた決戦で攻め倒す。J2清水エスパルスは2日に東京VとのJ1昇格プレーオフ(PO)決勝に臨む。1日は静岡市内で最終調整。報道陣もシャットアウトする厳戒態勢で大一番に備えた。舞台は聖地・国立競技場。J1昇格へは勝利が必須となる一戦に向け、秋葉忠宏監督(48)は「勝つしかないので、はっきりしている。破壊力を見せつけたい」と闘志をむき出しにした。

攻撃はリーグ2位の78得点。強烈な「個」を前面に押し出す攻撃的なスタイルで戦ってきた。集大成となる次戦も今季を象徴する3人に懸かる期待は大きい。エースのチアゴ・サンタナ(30)とMFカルリーニョス・ジュニオ(29)、MF乾貴士(35)はいずれも2桁得点を達成した。試合4日前の練習でも鋭いシュートを連発。同監督は「ゴールを奪ってきた形やゴールの奪い方は我々にはたくさんある」。鍵を握る先制点を奪うために、試合開始直後から襲いかかる。

国立での公式戦は現在13戦90分勝ちなし(3分け10敗)。清水にとって“鬼門”だが、過去のデータは関係ない。今季の東京V戦に限れば、2戦2勝。試合当日はメンバー外の選手らも駆けつけ、チーム一丸で戦う。清水サポーターも約2万人が来場予定。今季を締めくくる最後の一戦にふさわしい舞台は整った。

秋葉監督は「生きるか死ぬかの戦い。必ず結果で証明して、最後は勝って笑って終わりたい」と力を込めた。勝てばJ1で、引き分け以下なら来季もJ2。激戦必至の90分間で白黒はっきりさせる。【神谷亮磨】