FC東京がアウェーで千葉に2-1競り勝ち、3連勝で2位に浮上した。途中出場の日本代表MF佐藤龍之介(19)が、追いつかれた直後に決勝点。盛り上がった敵地を沈黙させるとともに、19日に発表される英国遠征に臨む日本代表メンバー選出に向けて、猛アピールに成功した。

   ◇   ◇   ◇

佐藤が、ミスを帳消しにする決勝弾で東京を勝利に導いた。1-1の後半35分、右サイドからのクロスにスピードを上げてペナルティーエリアに入り込むと、右足をうまく当ててゴール左に突き刺した。ゴール裏サポーターの目の前でジャンピングガッツポーズ。さらに膝スライディングで感情を爆発させた。

「あそこにボールがこぼれてきそうな予感がして、気持ちで走り込んだら、うまくきてくれました。ホッとしている気持ちが一番大きいです」

メンタル面の強さを示した。2分前、交代直後に自陣で相手に囲まれながらボールを受けると、ロストした。それをきっかけに一時同点とされ、頭を抱えた。終始主導権を握りながら追いつかれる嫌な展開となった。「その分を取り戻す気持ちだけでした」。

松橋監督からは「自作自演」といじられつつ「期待に応えてくれた。続けてほしい」とたたえられた。19日には英国遠征に臨む日本代表が発表される。本大会メンバー決定前、最後の強化試合。短い出場時間で目に見える結果を残し、存在価値を証明した。「結果を残し続けることが大事」。熾烈(しれつ)なメンバー争いを見据え、気を引き締めた。【佐藤成】

▽千葉小林監督(2連敗も)「持っている力は表現してくれた。これをトライし続けるしかない」

【百年構想リーグ】町田-鹿島、浦和-柏、名古屋-広島、神戸-G大阪など/スコア速報