初出場で初優勝を狙う日テレ東京ヴェルディベレーザが、着実に4強へ勝ち上がった。楠瀬直木監督(61)は「我慢」を勝因に挙げた。
スタリオン・ラグナ(フィリピン)相手に37本のシュートを浴びせ、相手のシュートはゼロ。それで5ゴールとなれば、快勝と言えるが、前半はチャンスで決め切れず苦戦した。それゆえの「我慢」だった。
先制点は前半41分まで待たなければならなかった。そして1-0で終えたハーフタイムに「焦(じ)れずにやっていることは悪くない」「やっぱりシュートで終わるんだ」とゴールに向かう姿勢を強めた。結果、言葉通りに後半は4点を追加した。
「今日は攻めててなかなか点が取れなかったというところで、相手がすごく引いていたということじゃない。(相手の)背後は結構取れていたので、我慢して続けようとした。決定力というのはありますけど、その中で我慢してくれて、残りの20分でしっかり仕留めるというのは、ある意味、理想的な形にはできたのかなと思います」
焦れるには色々ある。相手に引かれて攻めあぐねることもあれば、相手が強くボール奪取がままならず押し込まれ続ける場合もある。
楠瀬監督が口にした「焦れずに我慢」。アジアの頂点へ向かう上で、大事なキーワードとなりそうだ。



