ドイツ2部ハノーバーのMF原口元気(28)が、スロムカ新監督と練習で言い争いをしたことにより、退団が近づいていると、19日付のドイツ・メディア「sportbuzzer」が報じた。

昨季リーグ戦17位で終えてチームが2部リーグに降格。18日の練習でスロムカ監督と衝突したという。同メディアは「スロムカ監督と方向性を巡って論争。原口はどこへ行く?」との見出しで伝えた。

最初は落ち着いて話し合っていた2人だが、徐々にエスカレート。スロムカ監督の指示に原口が反論したことで激しい言い争いになったとしている。

また、オーストリア合宿でも指揮官が原口のプレーに納得がいかず、何度も説明していたという。同メディアは「原口のプレーよりも、ドイツ語がうまく伝わらなかったことが原因だろう」と報じた。

クラブのキンド会長は「もし、彼に興味を持つクラブが現れたら、我々は彼を放出するだろう」とはっきりと答えたという。2年の契約を残す原口の違約金は800万ユーロ(約10億円)だが、選手の市場価値を算出しているトランスファーマーケットでは250万ユーロ(約3億1300万円)まで低下していると伝えた。