プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのエリック・テンハグ監督(52)が、ポルトガル代表のFWクリスティアノ・ロナウドを放出する方針を固めたと英タイムズ(電子版)などが伝え、ユーロスポーツなども、引用する形で伝えている。

ロナウドは今季、欧州チャンピオンズリーグ(CL)への出場を求め、移籍を熱望しているという。クラブは当初「売る気はない」との姿勢を示していたが、方針を転換したようだ。

チームは開幕から2連敗で最下位とスタートダッシュに失敗している。

8月7日の開幕戦、日本代表MF三笘薫のいるブライトン戦でロナウドはベンチスタート。後半から途中出場したが、チームは1-2で敗れた。続く13日のブレントフォード戦にはフル出場したが、今季初ゴールはならず、試合も0-4で終了。マンチェスターUにとっては屈辱の敗戦となった。

ロナウドはシーズン開幕前、家族の問題に対処しているとして、マンチェスターUのタイ・オーストラリア遠征に参加しなかった。1-1で引き分けた7月31日のプレシーズンマッチ、ラヨ・バリェカノ(スペイン)戦でようやくテンハグ新監督のもと、初めて実戦でプレーした。

しかし同試合でも45分しかピッチに立っておらず、試合終了を待たずに帰宅するなど、ピッチ外の行動も注目を集めた。この態度には、テンハグ監督が苦言を呈したとされる。

欧州主要リーグのこの夏の移籍期間は9月1日までだが、莫大(ばくだい)な年俸やそのキャラクター、さらに37歳という年齢などもあり、まだまだ、ひと波乱起きそうな気配。

移籍には高いハードルがありそうで、注目される去就は、スンナリ決まりそうにない。