【サンセバスチャン=高橋智行通信員】マジョルカのハビエル・アギーレ監督にとっては“幸運”な勝利だった。

アウェーでRソシエダードをPK戦の末に破り、決勝進出を果たした。そのPK戦では、5人全員がきれいにシュートを決める完璧なもの。アギーレ監督のPK戦まで見越したマネジメント能力が評価されたところだが、会見では意外な言葉を口にした。

「君たちが私を信じるかどうかは分からないが、我々はPK戦のリハーサルなどしていなかった。日々のプログラムにその練習のことが書いてあったんだが、なぜか雨が降ったり、風が強かったりと、理由は分からないが、練習でPKを蹴っていなかった。だから、今日のようなシナリオは考えていなかったんだ。PK戦のキッカーのことを聞いた時、全員が蹴りたがってくれたし、それがうまくいった。PK戦とはああいうものなので、負けることもある。でも誰も隠れたりしない。彼らはとても落ち着いていたよ」

そして決勝進出についても「我々は決勝を戦うことに慣れていない。チームにはタイトル獲得よりも降格を経験した選手の方が多い」と謙虚だった。

久保無念…Rソシエダードが国王杯準決勝敗退、延長1-1からのPK戦で古巣のマジョルカに屈す