【サン・セバスチャン(スペイン)6日(日本時間7日)=高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(23)の所属するRソシエダードがホームで強豪Aマドリードと引き分けた。
右ウイングで先発した久保はフル出場し、2度の決定機をつくりだすなど、素晴らしいパフォーマンスで特に危険な選手の1人となった。
チームは前半1分に先制を許した。久保自身も序盤は元チームメートの相手DFハビ・ガランやDFラングレ、さらにはFWグリーズマンにまで厳しいマークを受け、楽にプレーさせてもらえなかったが、前半途中から徐々に持ち味を発揮した。「試合前には特に個人的な指示は受けてないですけど、途中から僕の調子が良かったのもあって、どんどん仕掛けろと言ってもらったというのもありましたけど。個人的にはすごくいいゲームだったかなと思います」と振り返った。
同42分に右サイドから巧みなステップワークでカットインし、2人をかわしてペナルティーエリア内で左足の強烈なシュートを放つが、惜しくも相手GKオブラクにファインセーブされた。
追加タイム1分に自陣でボールを受けてドリブルを仕掛け、ペナルティーエリア手前からシュートを打つが、惜しくも決勝点にはならなかった。さらに終了間際には、右足のクロスで決定機を演出した。
チームは終盤に、MFスチッチがペナルティーエリア手前から左足でコースを狙い澄ましたダイレクトシュートを放った。ボールは名手オブラクに指先で触られながらも、ゴール右上隅に吸い込まれ、土壇場で追いついた。相手の4倍となる16本のシュートを放つなど内容では圧倒したが、引き分けた。久保は「普段のゲームとはまた違って、僕たちの方が押し込めましたし、いい時間帯もあってピンチらしいピンチもあんまりなかったので、今日は勝っておきたかったっていうのが本音ですね」と明かした。
チームは開幕から、らしくない戦いが続いた。しかし、前節バレンシア戦に3-0で快勝し、今節も持ち味のパスワークが戻ってきた。現在15位と低迷しているが「チーム、個人ともに少し物足りない部分はありますけど、内容に関しては特にチームの方は悲観するものではない。アトレチコ・マドリード相手にあれだけ一方的な試合ができれば、ここから上に上がっていけるのかなと思います」と手応えを口にしていた。

