男子100メートルで、桐生祥秀(21=東洋大4年)が、日本人初の9秒台を記録した。決勝で9秒98をマーク。あらゆる場面で「9」との縁が浮き彫りになった。

 まず、9秒台を出した記念すべきこの日は平成29年9月9日。伊東浩司氏が10秒00を記録して以来、19年ぶりの日本新だった。

 さらに9秒98は、世界歴代99位にランクインした。

 ここからはこじつけになるが、この日の追い風1・8メートルは、1+8=「9」。9秒台を出したのは桐生が世界で126人目で、1+2+6=「9」。9秒台の選手を輩出した国は日本が27カ国目で2+7=「9」。「究」極の喜びとなった。