陸上男子短距離の桐生祥秀(22=日本生命)が11日、ダイヤモンドリーグ上海大会(中国)の男子100メートルに参戦するため、羽田空港から出発した。

 100メートルは今季初戦で9秒98を出した昨年9月以来となる。明日12日のレースに向け、桐生は「久々すぎて何秒で走れるか分からない。楽しみの方が大きい」と白い歯を見せながら話した。昨年の世界選手権金メダルのジャスティン・ガトリン(米国)リオ五輪男子100メートル銅メダルのアンドレ・デグラッセ(カナダ)ら世界トップランナーが集う。桐生も含め7人が自己記録9秒台だ。「(国際大会で)決勝常連の選手とできる。(相手を)意識しない方が難しいが、落ち着いて最後まで自分のレースをしたい」と語った。

 昨年も参戦したが、人生初のフライングによる失格に終わった。「今回は100メートルを走りきりたい」と冗談めかして笑った。数日前まで風邪による体調不良もあり、状態は未知数。ピークも日本選手権(6月)ジャカルタ・アジア大会(8月)のある夏に合わせている。20年東京オリンピックまでは世界の強豪との勝負強さを磨くことがテーマ。絶好の舞台で今季初戦に挑み、ギアを上げていく。