男子100メートル決勝が行われ、デーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒20で制した。追い風0・1メートルの条件下だった。

自己記録9秒98で東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)は、10秒23で3位。日本選手権3位だった柳田大輝(東洋大)は、10秒27で5位だった。世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録(10秒05)突破はならなかった。

予選で10秒02(追い風1・1メートル)をマークして世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録を突破して代表に内定した坂井隆一郎(大阪ガス)は、決勝を棄権した。

昨年の同大会では山縣亮太(セイコー)が日本記録の9秒95をマークした。高反発のタータン(走路)や追い風が吹きやすい天候条件などもあり、国内屈指の高速トラックとして好記録が期待されていた。

同種目の世界選手権代表内定者はサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)、坂井の2人となった。