<全国高校バスケットボール選抜優勝大会:札幌山の手92-62新潟中央>◇女子2回戦◇24日◇東京体育館

 昨年の覇者・札幌山の手(北海道)が大勝し、順当に3回戦へ進んだ。エースの長岡萌映子主将(3年)が3人がかりの徹底マークに負けず、第4Q序盤までの出場で34得点と、今年、日本代表で五輪予選に出場した貫禄を示した。

 それでも長岡は第1Qに19-17と失点が増えたことが不満。「みんな初戦で硬くなって、やるべきことを見失った。今日はうまく立て直せたけど、勝ち上がって強い相手とやるときは立ち上がりが大事」と、修正すべき点を挙げた。日本代表でプレーの力強さとメンタル面の大事さを学んだ。「今日の序盤は自分も硬くなった。みんなを乗せるようなプレーをしないと」と反省。試合中ファウルを受けて倒れた仲間を励ますなど、リーダーの自覚も十分。高校総体は準決勝で涙をのんだが、高校生活の集大成となる大会で連覇を狙う。