<全国高校バスケット選抜優勝大会:大阪薫英女学院76-40西原>◇女子3回戦◇25日◇東京体育館

 大阪薫英女学院(大阪)は、前半29-27と西原(沖縄)に手を焼いたが、後半は攻守がかみ合い、終わってみれば76-40の圧勝劇だった。とくに第4クオーターは終盤まで西原を無得点に抑えた(最終的には3点)。主将の北村悠貴(18点)、岡萌乃(15点)、大城利佳(11点)の3年生トリオで44点をマーク、チームをベスト8に導いた。

 長渡俊一コーチ(63)は「終始、相手に押された試合だった。前半までは、負けてしまうのでは、と思った」という。「大城が股関節を痛めて状態が良くない。その分、11番のヴィヨーが頑張って流れを変えてくれた。フランス人の父親と日本人の母親とのハーフだが、とにかく身体が強い。チームでは人気者でムードメーカー。流れが悪い時は、絶対に下がらないヴィヨーをどんどん使っていく」と、この試合の功労者をたたえた。