<全国高校バスケット選抜優勝大会:沼津中央85-66東海大三>◇男子2回戦◇25日◇東京体育館

 優勝候補の一角、今年の高校総体ベスト4の沼津中央(静岡)が、東海大三(長野)を85-66で下した。沼津は201センチのシェリフ・ソウ(3年)がゴール下を制し、チーム最多の31得点を挙げた。また、鈴木聖也(3年)も奮戦。26得点とソウに続いた。

 杉村敏英コーチ(62)は「序盤は『俺が俺が』と選手一人一人の動きがよくなかったが、第3クオーター(Q)はそれぞれ役割を果たし、自分たちのペースでやりきってくれた。ディフェンスの足が動いていたのがよかった」と、26-4で相手に仕事をさせず、勝利を決定付けた同Qを振り返った。「(この大会では)失うものがないからやれることをやるだけ」と言いながらも「日頃の練習で言われた事をちゃんとやってさえくれれば大丈夫。自分たちのペースで試合運びをできる力はあると思う」と自信ものぞかせていた。