<全国高校バスケット選抜優勝大会:能代工102-73九州学院>◇3日目◇25日◇男子2回戦◇東京体育館

 名門・能代工(秋田)がベスト16に進んだ。昨年はチーム初戦の2回戦で、岡山学芸館(岡山)に73対76で敗れたが、今年は1回戦で西武文理(埼玉)、この2回戦で九州学院(熊本)を102対73で退け、早くも2勝となった。

 佐藤信長監督(41)は「思ったように事が進んだ。第3クオーターまで10~12点差が続いたが、集中力を切らすことなく、よくがまんしてくれた。中でも、伊藤(健太=3年)、秋葉(真司=3年)がよく頑張ってくれた」と前日とは違い笑顔を見せた。引き離しにかかる場面で主将の志水一希(3年)が慎重になりすぎた点を課題としたが、100点ゲームで「合格点」といったところだった。

 次は沼津中央との対戦。同監督は「当たって砕けろ。持っている全てをぶつけるのみ」と開き直っていく作戦だ。「そうすれば必ず勝算はある。最後までボールを追いかける!

 ただそれだけ」と強豪との対戦に臆した様子はみじんもなかった。