スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズの17年シーズンの新体制発表会見が12日、都内で行われ、昨季主将を務めたフッカー堀江翔太(30)、新加入のSH田中史朗(31)とFB松島幸太朗(23)ら18人を加えた36人がメンバーに名を連ねた。新たに指揮を執るフィロ・ティアティア・ヘッドコーチは19年W杯日本大会に向け、日本代表との連携をより強化していくと方針を説明。2月25日に東京・秩父宮ラグビー場で、王者ハリケーンズとの初戦に臨む。
日本ラグビー界が掲げる「代表とサンウルブズの連携」を形にする、充実のメンバーがそろった。SR参戦1年目となった昨季、15年のW杯メンバーが10人だったのに対し、今回は11月の日本代表戦に出場した18人が選ばれ、代表キャップ保持者は計26人が参加。トップリーグで活躍する若手、今後日本代表の資格を得る可能性がある外国人など日本開催の19年W杯を意識した、現実的かつ未来型のメンバーが名を連ねた。ティアティアHCは「このメンバーで新たなスタートを迎えられエキサイトしている」と満足そうに語った。
目指す道は明確だ。昨季まで海外チームでSRに参戦していた田中と松島の代表の主力2人が新たに加入。複数の海外チームからのオファーを蹴り、昨年に続きサンウルブズを選んだ堀江も「2人が入ったのはでかいし、一緒にやりたい選手ばかり。代表がラグビー界の一番上にあることが重要で、SRで成功したものを代表に持ち帰り、代表で良かったものをSRに持ち帰りたい」と力を込めた。
ティアティアHCが代表の欧州遠征に同行するなど、一体的な組織づくりは形になりつつある。日本代表の次のテストマッチは6月。それまでに“準日本代表”として世界の強豪チームを相手に実戦の中で経験を積んでいくことが重要なのは間違いない。
昨季は1勝1分け13敗と18チーム中最下位だったが、「ポジティブに戦っていく」と堀江。巻き返しの先に、大きな可能性が広がっている。【奥山将志】
◆スーパーラグビー ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンに拠点を置くチームが争うリーグ。96年12チームで始まり、日本人では13年に田中、堀江が初参戦。日本のトップリーグと時期が重ならないため日本人選手は両リーグ参加可能。SRに所属する海外有名選手がトップリーグでプレーするケースも増えている。


