男子グレコローマンスタイルの4階級が行われ、59キロ級でアジア選手権王者の文田健一郎(日体大)は4試合を勝って決勝進出を果たし、銀メダル以上が確定した。日本勢のメダル第1号で、グレコローマンで2010年大会60キロ級銀メダルの松本隆太郎以来の表彰台となった。

 初出場の21歳の文田は1回戦でリトアニア選手を退け、2回戦でアルメニア選手にテクニカルフォール勝ち。3回戦でロシア選手を下し、準決勝でキルギス選手に2-1で勝った。決勝でカザフスタン選手と対戦する。

 66キロ級の高橋昭五(警視庁)は初戦の2回戦でデンマーク選手を破ったが、3回戦でウクライナ選手に敗れた。80キロ級の前田祐也(鳥取中央育英高職)は1回戦でドミニカ共和国選手、130キロ級の園田新(ALSOK)は1回戦でジョージア選手に屈した。高橋昭、前田、園田は敗者復活戦に回れなかった。