フィギュアスケートで名選手を数多く育てた長久保裕氏(70)が、名古屋市の邦和スポーツランドのコーチを退任していたことが15日、分かった。

 同氏によると、家族の事情で長期の休みが必要となったため。9月3日付でクラブを離れ、女子で平昌五輪を目指す本郷理華の指導からも手を引いたという。今後コーチ業に復帰するかは未定。長久保氏はペア選手として72年札幌五輪に出場した。ジャンプの指導に定評があり、06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香や世界選手権銅メダリストの本田武史、14年ソチ五輪に出場した鈴木明子らを育てた。