元世界ランク4位で現在は同27位の錦織圭(28=日清食品)が、復帰第4戦となる準々決勝でラッキールーザーの同295位ドミニク・コプファー(23=ドイツ)を7-6、6-3のストレートで下し、4強進出を決めた。


 1回戦では、復帰戦となった先週のニューポートビーチの初戦で対戦し敗れた同214位のデニス・ノビコフ(24=米国)に6-3、6-3のストレート勝ちで雪辱を果たし、2回戦では同162位のマティアス・バヒンガー(30=ドイツ)に4-6、6-4、6-4で逆転勝ちして8強入りを決めた。


 準決勝では同234位のジャン・ジェイソン(28=台湾)と対戦する。



錦 織27-6
6-3
0コプファー


シングルス準々決勝でドミニク・ケプファーと対戦する錦織圭(共同)
シングルス準々決勝でドミニク・ケプファーと対戦する錦織圭(共同)

第2セット


   101112
錦 織       6
コプフ          3

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク

 

▼第9ゲーム 錦織のサーブアンドボレーは不発でポイント先行を許すが、フォアのウイナーなどで30-15と逆転。ラリーに競り勝ってマッチポイント。錦織のバックボレーがネットにかかり40-30。最後は長いラリーからドライブボレーを決め、錦織がキープして第2セットも連取し4強進出を決めた


▼第8ゲーム 錦織がバックのクロスからボレーを決めてポイント先行。長いラリーから錦織のフォアがネットにかかり15-15。コードボールを錦織がたたき15-30。コプファーのフォアがアウトし、ダブルのブレークポイント。センターへのファーストを返してミスを誘い、錦織がブレーク


▼第7ゲーム 錦織のフォアの逆クロスがアウトし0-30。長いラリーから錦織のフォアのスライスがネットにかかり、トリプルのブレークピンチ。1ポイントはしのいだが、錦織のフォアがアウトし、コプファーがブレーク


▼第6ゲーム 錦織がポイント先行も、コプファーが6本目のエースなどで40-15と逆転。続いて7本目のエースで、コプファーがキープ


▼第5ゲーム 錦織が5本目のダブルフォールトで0-30。錦織が深いショットを決めるなどで30-30と巻き返す。錦織のフォアがアウトし、ブレークピンチ。錦織の甘くなったボレーをたたかれ、コプファーがブレーク


▼第4ゲーム 相手ミスなどで錦織にトリプルのブレークチャンス。15-40からコプファーのフォアの逆クロスがアウトし、錦織がブレーク


▼第3ゲーム 30-30から強烈なフォアを決めて40-30。ファーストを決めた後の絶妙のドロップショットで、錦織がキープ


▼第2ゲーム 30-30からラリーに競り勝ち、錦織がブレークチャンス。コプファーのフォアがアウトし、錦織がブレーク


▼第1ゲーム 錦織のサーブで第2セット開始。ポイント先行を許すが40-15からラリーに競り勝ち、錦織がキープ


第1セット


   101112
錦 織      77
コプフ      36

○はキープ、●はブレーク、Tはタイブレーク

 

▼タイブレーク コプファーのサーブで開始。錦織のフォアがネットにかかり、先にミニブレークを許すが、直後にラリーに連続して競り勝ち3-2と錦織がリード。錦織が連続してミニブレークして6-3とセットポイント。コプファーのスマッシュミスで、錦織が第1セットを先取


▼第12ゲーム 15-15から錦織がファーストを決め30-15。しかし、錦織のフォアがネットにかかり30-30。エアケイを決め40-30。ファーストを決め、錦織がキープ


▼第11ゲーム 4、5本目のエースを決めコプファーがラブゲームでキープ


▼第10ゲーム 錦織のバックのダウンザラインが決まり15-0。錦織がファーストを決めた後、フォアのウイナーで40-0。40-15から左右に振ったストロークからドロップショットを決め、錦織がキープ


▼第9ゲーム 15-15からコプファーのアングルショットがアウトし、15-30。コプファーがセンターへのエースで30-30。さらにファーストを決めて40-30。錦織のリターンミスで、コプファーがキープ


▼第8ゲーム 錦織がラブゲームでキープ


▼第7ゲーム コプファーがエースなどで30-0とリードも、錦織がドロップショットを決めて30-15。コプファーのバックがアウトし30-30。錦織がファーストを返したラリーを制し、ブレークチャンス。しかし、コプファーがバックのウイナーでしのぎジュース。コプファーのフォアがアウトし、再びブレークチャンスも、錦織は凡ミスでものにできず。2度目のジュースを制し、コプファーがピンチをしのいでキープ


▼第6ゲーム 錦織が3本目のダブルフォールトで30-15も、センターへ1本目のエースを決めて40-15。しかし、40-30から4本目のダブルフォールトでジュース。2度目のジュースで長いラリーを制し、錦織がキープ


▼第5ゲーム 15-15から錦織のリターンが決まり15-30。しかし、コプファーが連続ウイナーで40-30と逆転。錦織のフォアがアウトし、コプファーがキープ


▼第4ゲーム 錦織のバックがアウトし0-30。再びバックがアウトし、15-40のダブルのブレークピンチ。しかし、ネットプレーで1ポイントしのぎ、長いラリーを制してジュースに粘る。錦織の2本目のダブルフォールトで2度目のジュース。4度目のジュースで錦織のバックがアウトし、再びブレークピンチも相手ミスで逃れる。5度目のジュースも錦織のフォアがアウトしブレークピンチ。ここもコプファーのセカンドのリターンミスでしのぐ。続く6度目のジュースも錦織がラリーに競り負け、このゲーム5度目のブレークピンチ。錦織のバックがアウトし、コプファーがブレークバック


▼第3ゲーム ラリーに競り勝ち、錦織がポイント先行。コプファーのボレーミスで15-30。錦織が深いリターンからフォアのウイナーを決めダブルのブレークチャンス。コプファーが1本目のエースで30-40。コプファーのバックがアウトし、錦織がブレーク


▼第2ゲーム 錦織がフォアのウイナーでポイント先行。ダブルフォールトで30-15。錦織のボレーミスで30-30。錦織がサーブアンドボレーからのスマッシュで40-30。ファーストを決めて錦織がキープ


▼第1ゲーム 錦織は復帰後初のサウスポーとの対戦。コプファーのサーブで試合開始。錦織が強烈なフォアでポイント先行も連続ミスで40-15。錦織のリターンミスでコプファーがキープ