ホッケー女子日本代表のさくらジャパン(世界ランキング12位)が16日、SOMPOチャレンジカップの開幕に先立ち、東京・駒沢オリンピック公園で会見を行った。

 20年東京五輪(オリンピック)に向けて内藤夏紀主将(26=ソニー)は「東京五輪で金メダルを取ることを目標に一丸となって行きたい。まだまだ個人やチームが力をつけることが必要」と話した。

 17年5月に就任したアンソニー・ファリー監督(オーストラリア)が年間35試合の国際試合をする指導方針を掲げていることから、日本ホッケー協会の中村真理強化本部副本部長は「強豪国との交流をどんどん増やしていく。今年は欧州遠征、W杯、アジア大会も含めて4カ月間ずっと海外遠征をする。メダル獲得に向けては譲れない部分」と話した。

 中村副本部長は、東京五輪の日本の出場権はほぼ確実となっていると話し、五輪出場権を懸けた新設の国際大会「シリーズファイナル(仮称)」が2019年に日本で開催されるとの見通しも明らかにした。「日本で国際大会をほとんどやったことがないので、運営面でもいい経験になる。東京五輪に向けても盛り上げて、ホッケーの認知度を上げていければ」。同大会は日本にとって五輪出場に関する直接的なかかわりは薄いものの、「五輪では世界ランキングで予選の組み分けがされるので、世界ランキングを上げるためにもシリーズファイナルに出場することは重要」と説明した。