バスケットボール男子W杯アジア1次予選で、米国のゴンザガ大でプレーする八村塁(19)が日本代表デビューする見通しとなった。日本は同予選で4連敗中。6月のオーストラリア戦、7月の台湾戦に向け、日本協会の三屋裕子会長(59)は「八村本人と話をして良い返事をもらった」と明かした。

 17日に行われた全米大学選手権(NCAAトーナメント)2回戦で、八村が所属するゴンザガ大はオハイオ州立大を90-84で破って16強入り。八村は25分間プレーし、レギュラーシーズンを通じて自己最多の25得点、4ブロックショットと活躍。フリースローは12本中6本成功だったが、試合終了間際の4本を全て沈めて相手を突き放し「ああいうところで決められたのは本当によかった」と安堵(あんど)した。

 日本協会はジョージワシントン大でプレーする渡辺雄太とも出場を交渉中。三屋会長は「2人を全力でフォローする」と話した。