ストリート男子で東京五輪を目指す池田大亮(18)が、アマチュア世界最高峰のコンテストで初優勝の快挙を達成した。

準決勝6位の池田は4位の青木勇貴斗(15)とともに10人で争う決勝に進出。1本目のランで92点の高得点をマークして頂点に立つとともに、世界最高峰のストリートリーグ(SLS)に挑戦する権利を手にした。

五輪のスケートボードを統括する「ワールドスケート」(旧国際ローラースポーツ連盟)が作成した五輪予選システムによれば、出場資格を得るには「五輪予選ランキング」で上位に入る必要がある。対象大会や得点配分は発表になっていないが、ストリートではSLS、パークではVANSシリーズ(VPS)が高得点になるのは確実。SLSの出場権を得るのは、東京オリンピック(五輪)への近道になる。

中国・南京で3日まで行われた第1回パーク世界選手権に出場した池田は帰国した5日、東京五輪について「出場できるなら、出場してみたい。でも、そのためにはタンパで結果を残さないと」と話した。2日後にはタンパ入り。万全の準備で大会を迎え、今年最大の目標を達成した。