日本財団(笹川陽平会長)の19年度パラアスリート奨学金授与式が16日、東京都内の日体大世田谷キャンパスで行われた。

この奨学金制度は日体大、同大学院、同大付属高及び高等支援学校に在学する身体障害、知的障害を持つ学生、生徒を対象に、パラリンピックなど世界レベルで活躍するアスリートの養成を目指すもの。

第3期の今回はアルペンスキーの平昌(ピョンチャン)パラリンピック代表・高橋幸平(日体大1年)ら11人が選出された。学費、生活費、遠征費、用具費などへの活動支援として、1人につき年間500万円程度が各学校の入学から卒業・終了まで支給される。

17年度(第1期)は19人、18年度(第2期)は8人が選出されている。総人数で50人を予定しており、来年度も継続される。

19年度第3期生の11人は以下の通り。

◆車いすバスケットボール=三元大輔(日体大大学院1年・疾病による右下肢機能障害)赤石竜我(日体大1年・両下肢機能障害)

◆卓球=友野有理(日体大1年・脳梗塞による右半身まひ)

◆デフサッカー・フットサル=宮城実来(日体大1年・聴覚障害)

◆陸上=笹原拓歩(日体大1年・二分脊髄症による両下肢まひ)吉田知樹(同・先天性右けい骨欠損)新保大和(同・脳原性まひ)

◆陸上・シッティングバレー・パラカヌー=湯口英理菜(同・両膝関節部欠損)

◆アルペンスキー=高橋幸平(日体大1年・脳性まひによる右半身機能障害) ◆パラ馬場馬術=吉越奏詞(日体大1年・脳性まひによる脳原性上肢機能障害)

◆スピードスケート=東里樹(日体大付属高等支援学校3年・知的障害)