フィギュアスケートの2020-21年シーズンが本日、幕を開けました。国際スケート連盟(ISU)は7月1日~6月30日で1年を区切っており、いわば“新年”です。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、例年通りの「あけましておめでとうございます」は難しい情勢ですが、それでも秋以降にスケーターの「日常」が戻ってくることを信じて気持ちを新たにしたいところ。ニッカンスポーツ・コムでも本日、新シーズン到来を機に新たな特集ページ「Figure 365(フィギュア365)」を開設しました。

タイトル通り、フィギュアスケートの情報を1年365日、毎日発信していきます。国内外の男女シングル、ペア、アイスダンスの選手情報や大会に向けた話題を総合的に報じていくと同時に、ネガの時代から蓄積してきた秘蔵ショットを撮影カメラマンが厳選し紹介する「今日の1枚」や、過去の名シーンを本紙記事で振り返る「今日の出来事」など、新型コロナ禍を乗り切るコンテンツ、さらにはシーズン本格化に向けて数々の企画を用意しています。末永く、お引き立ていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは【7月1日】から毎日更新スタートです。


◆今日の誕生日

カーステン・ムーアタワーズ(1992年)

 カナダの女子ペア選手。14年ソチ五輪団体銀メダリスト

アデリナ・ソトニコワ(1996年)

 →Pick Up!

広谷帆香(2000年)

 日本の女子シングルスケーター。17~19年、東北・北海道選手権3連覇


Pick Up! - ソトニコワ

14年ソチ五輪(オリンピック)の金メダリストが24歳になりました。

08年のロシア選手権を12歳で制した天才で、ジュニア時代は世界選手権とグランプリ(GP)ファイナルともに優勝。自国開催となった同五輪では、フィギュアスケート女子シングルではロシア勢初となる頂点に立ちました。



当時17歳でしたが、その後は負傷や体調不良に見舞われ、これがキャリア最後の金メダルとなりました。15-16年シーズンを最後に競技会に出らなくなり、今から約4カ月前の今年3月2日、新型コロナ禍に隠れる形で静かに現役引退を表明しました。

「狂おしいほど寂しい気持ちで、競技会を見ると胸が張り裂けそうになりますが、残念ながら今の私の健康状態では演技できない」

これが現役続行を断念した主な理由でした。国営テレビのロシア1によると、今春にかけて背骨に6本のボルトや2枚のプレートを入れる手術を受け、現在はアイスショー復帰に向けてリハビリ中だそうです。

まだ背中の痛みと演技への恐怖が強いようですが、4月22日にはジムで振り付けを練習する姿を自身のインスタグラム(https://www.instagram.com/adelina_sotnikova14/)で公開していました。


◆今日の出来事

10年バンクーバー五輪男子シングル銅メダリストの高橋大輔が4年ぶりの現役復帰を発表(2018年)>>


◆今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して1枚を紹介します。


2018年2月17日
2018年2月17日

18年2月、平昌五輪フィギュアスケート男子フリーの演技を終え、喜びを爆発させる羽生結弦。