フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(25=ANA)が25日、日本テレビ系の報道番組「news every.」にリモート収録の形で出演した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響について「不思議だなって思ってます、自分の中で。これから世の中が変わっていくのかな、変わり方が、どうやって変わっていくのかな」と感想を語った。

コロナ禍が大きくなり始めた今年2月の4大陸選手権(韓国)を振り返り「体温を測って入場したり、みんなマスクを着けなきゃいけない」。試合直前までマスクをしたことは初めてだったという。「かなり重々しい雰囲気でしたし、大変なことなんだなと思いながら試合をしていた」と回想した。

3月の世界選手権が中止になったことには「世界選手権がなくなった時は、もちろんモチベーションの喪失感みたいなものもありましたし、逆にホッとしたという気持ちもすごくありましたし。試合に出るのも怖かったんですよね(コロナ禍の)あの時は」と打ち明けた。【木下淳】