フィギュアスケート男子で冬季オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(25=ANA)が25日、日本テレビ系の報道番組「news every.」にリモート収録の形で出演した。

23日の「24時間テレビ」では、在籍する早大人間科学部(通信教育課程)の卒業論文が完成したことを公表。人体の動きをデジタル化して記録・解析する3Dモーションキャプチャ技術を活用し、陸上でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んで自らの動作を研究し、選手の技術向上やAI採点などフィギュアスケート界の発展に役立てたいと願っていた。

この卒論について、この日は書き上げたのが「7月末」だったことに明らかにし、完成後はスケーティングの練習に集中できていることを報告。世界初の成功を目指すクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得を引き続き目指している近況を伝えた。

その心境について「自分が一番、いまスケートやってて大事にしないといけないのはアクセルだなって思ってますし。ある意味、この時間は原点に返って、今まで自分が多くの先生に習ってきたことを、考え直しながら練習できる時間にはなっているかな」と口にした。【木下淳】