19年ジュニアグランプリ(GP)ファイナル王者の佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)が優勝した。

前日のショートプログラム(SP)を81・84点の首位で終えると、フリーも1位の147・34点。合計229・18点で制した。

冒頭の大技4回転ルッツは回り切って立ったが、着氷が乱れた。現在、成功例がある最高難度のジャンプで、基礎点11・50点はついたが、そこから出来栄え点(GOE)で0・92点マイナスという、惜しいジャンプだった。

続く4回転サルコーと4回転トーループは転倒したが、4回転-2回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)、3回転半-3回転トーループ、3回転フリップ-1回転オイラー-2回転サルコーは成功した。

12月の全日本選手権(24~27日、長野)へ東日本の王者として進む。