18年平昌五輪金メダルのザギトワらを育てたエテリ・トゥトベリゼ・コーチ(46)の門下生が、またしても世界に衝撃を与えた。

ショートプログラム(SP)首位発進したソフィア・アカチエワ(13)がフリーもトップの151・32点を記録。合計231・44点とし、2位に33・99点の大差をつけて優勝した。

驚きはフリーの演技構成だった。冒頭で4回転-2回転の連続トーループを決めると、続いて4回転トーループに成功。さらにはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)まで決め、2本の4回転、1本の3回転半をまとめ上げた。

アカチエワは同国のトップアスリートを養成する「サンボ70」が拠点。トゥトベリゼ・コーチからは昨季シニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤ(17)らが去ったが、現行ルールでは26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す13歳の注目度も上がっていきそうだ。

シニア女子は昨季までトゥトベリゼ・コーチに指導を受け、今季から06年トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏(38)に師事するアレクサンドラ・トルソワ(16)が優勝した。フリーでは3種4本の4回転に挑み、3本を成功させた。4回転はサルコー、ルッツ、演技後半のトーループからの3連続ジャンプを決め、合計248・63点をマークした。