ラグビートップリーグのヤマハ発動機は今日21日、2年連続で宮崎・延岡合宿を始める。来月3日まで。19日には磐田市内での練習を報道公開し、堀川隆延監督(47)は「宮崎合宿では、海外でもここまでやらないだろうという量の練習をやる」と宣言した。1日3~5部に分け、走り込むことに重点をおく。世界で最も練習量が多かったとされる、昨年のワールドカップ(W杯)日本代表を超える量を目指す。

1選手1週間の平均走行距離について、現在週4日で計24キロだが、堀川監督は「昨年の日本代表が42~45キロ。我々は合宿中、50~55キロにする」と明言。強い体力を持つ選手を見極め、追い込まれた状況で正しいスキルやスタイルを見せられるか、確認する。

「神戸製鋼に勝つため、ここではい上がってくる選手しか試合に出さない」。昨季6試合で唯一敗れた相手が、神戸製鋼。来年1月開幕のリーグ戦で雪辱するため、地獄の合宿を経験させる。【倉橋徹也】