江川マリア(香椎2年)が2年連続の2位と結果を残した。

ショートプログラム(SP)は6位だったものの、フリーで2位の102・30点。3回転ルッツ-2回転トーループやダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループなどを決めて合計157・50点とし、一気に順位を上げた。

2位には「うれしい」としながらも「SP、フリーともに完璧ではなかった。去年の方が内容は良かったかも…」と理想を高く持って振り返った。

演技後は、福岡市にある本拠のリンク「パピオアイスアリーナ」の存続を願った。現在、閉鎖が検討されており「いつまで開いていて、いつ閉まるのか分からない」。飯塚市にもリンクはあるものの「遠くて時間がかかってしまいますし、できる長く開いていてほしい」と切実に語った。

初めて滑ったリンクといい「ずっと練習してきたので、家と同じくらい。なくなるというのが実感わかないし、悲しいというか…。どうにか続いてほしい」と続けた。その中での2位。「この結果だけでどうにかなるとは思わないけれど、2位の子がパピオだったねと少しでも思ってもらえれば…」。喜びは忘れ、わずかでも存続への地元の思いが高まることを神妙な表情で願っていた。【木下淳】