2大会ぶり10回目の優勝を狙った日本はイランに0-3とストレート負けを喫し、準優勝となった。

アジア王者を懸けた闘いは互いに譲らず拮抗(きっこう)した展開になったが、2大会連続4度目の優勝を達成したイランに一歩及ばなかった。

東京オリンピック(五輪)でフルセットにもつれる熱戦で勝利したイランを相手に、日本はなかなか自分たちのペースをつくれなかった。ジュースにもつれる接戦となった第1セットは25-27、終盤まで張り合った第2セットは22-25と連取された。

後がなくなった第3セットは1セット目に続きジュースにもつれた。石川や高橋が決めれば、相手エースオポジットのザベル・カゼミの強打が決めきる競った展開。最後は日本のネットタッチがあったと判定され29-31。日本は惜しくも10度目の優勝を逃した。

1次リーグを3戦全勝とした日本は2次リーグ初戦で中国に1-3と敗れたが、第2戦のオーストラリアに3-0と快勝。準決勝では台湾に3-1と辛勝し、イランが待つ決勝へと駒を進めた。この日はストレート負けを喫したが、会場に詰めかけたファンからば選手たちをたたえる拍手が起こった。