「りくりゅう」の愛称で人気、実力ともに急上昇中の三浦璃来(19)木原龍一(29)組(木下グループ)が、日本人同士のペアとしては史上初のGPファイナル(12月9~12日、大阪・東和薬品RACTABドーム)進出を決めた。

同じく日本人同士のペアでは初の銀メダルに輝いた第1戦スケートアメリカに続き、第4戦NHK杯で銅メダル。ファイナル進出の可能性を残して第5、6戦の結果を待っていたが、上位争い暫定4位で迎えた今大会のフリー途中にデラモニカ、グアリゼ組(イタリア)が優勝を逃した瞬間、全6戦の上位6組に入ることが確定した。

今季は3試合連続で自己ベストを更新。合計209・42点をマークしたNHK杯の後に「僕たちはもう、やることを全て出し切ったので、あとはほかの組の結果待ちです。試合があるかないか分からない。(試合後、拠点のカナダ・)トロントに帰れるので、いつも通りしっかり練習して、いつ何の試合がきてもいいように準備したいと思っています」(木原)「まだまだ自分たちはやれると思っています」と話していたが、吉報が舞い込んだ。