ジェイテクトがサントリーにストレート負けし、3度目の準優勝となった。初優勝をかけた試合は第1セット19-25、第2セット24-26、第3セット20-25に終わった。

今大会での引退を発表している興梠亮(38)。最後の大会で「ベストリベロ賞」を受賞し、有終の美を飾った。キャプテン本間隆太(30)は「(興梠は)すべての点で自分のお手本だった」と語る。「彼は本当にうまい選手。昨日『彼を使って』と僕からも(監督に)お願いしていた」と信頼感を口にした。

「あの人のおかげで自分も代表入りできた」と、本間が尊敬する人物。代表入りはかなわなかったものの、06年の入団以降リベロとして粘り強くコートを守ってきた。ジェイテクト一筋のプロ生活は、全日本選抜大会準優勝という結果で幕を閉じた。

サーブの威力でサントリーに一歩及ばなかったものの、都築仁(23)が慣れないポジションでチームに貢献するなど、発見は多かった。興梠を含め5人の引退が発表されているが、来季に向けて収穫したものも大きい。

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