体操女子で、16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)、21年東京五輪代表の杉原愛子(22=武庫川女大)が8日、自身のSNSを更新。18日に開幕する全日本種目別選手権(東京体育館)を最後に、現役生活に一区切りをつけると発表した。

自身のインスタグラムには「人生をかけて挑んだ東京オリンピックが終わった後、身体的なコンディションや気持ちのモチベーションの維持が難しくなってきたのがきっかけ」と、競技生活から身を引く理由を明かした。

杉原は15年NHK杯で、高校1年ながら初優勝し、16年リオデジャネイロ五輪で、メダルにもう1歩となる団体4位に貢献した。しかし、その後はけがに泣き、18年世界選手権は代表入りしたが、腰痛で本番は欠場。東京五輪後には、左ひざを手術していたことも明かしていた。

今後は「引退という言葉を使わず、一区切りという表現にしました。今大会後も体操人として体操の魅力を多くの方々に知ってもらえるようにエキシビジョンなどを通じ、競技者として活動を継続していきたいと考えています」と、体操界に関わっていく意向だ。