6月26日の第9回全国学生女子相撲選手権大会(東京)無差別級で優勝した福里愛美(あみ、18=静岡県立大1年、藤枝東高出)がこのほど、日刊スポーツの電話取材に応じた。

今春、大学に進学した福里は、5月の選抜姫路大会(兵庫)に続き、2大会連続で全国大会を制した。「自分の持ち味であるスピード相撲で勝つことができた。うれしかったです」と振り返った。

無差別級は大学生24人で争った。体重で上回る上級生を相手に、2回戦は寄り倒し、3回戦は上手投げ、準決勝では寄り切りで勝ち上がった。決勝の相手は、小学時代から全国大会の常連だった2学年上の角田奈那(かくだ・なな、日大3年)。自身より20キロ以上重い相手と対し、もろ差しで寄り切った。

高校1年で静岡県の女子横綱となり、大学で既に優勝2度。通算12度目の全国タイトルを獲得した。「年内にあと2回、全国大会があるので、これで満足せず、優勝を狙いたい」と気を引き締めた。【山口昌久】