フィギュアスケート女子で4大陸選手権2連覇の経験を持つ紀平梨花(19=トヨタ自動車)が17日、ファンに向けて完全復活を誓った。

都内でアンバサダーを務めるTCLの新製品体験イベントに出席。中国を代表する同社のテレビ画面に映し出された、自身のCMなどを見守った。色鮮やかな花がデザインされたワンピースで登場すると「すごく華やかな感じで『TCLさんのイメージにも合うかな』と思って選びました」とほほえんだ。

全日本選手権2連覇中の立場で迎えた昨季は、右足首の故障で北京五輪(オリンピック)代表権を争う同選手権を欠場。競技会に出場することなく終えた。

「昨季はケガでなかなか試合に出られず、練習を控えて、少しやったら痛めて、また休んで…。我慢しながら『良くなったかな』と思いきや『あれ…』みたいな繰り返しでした」

苦しい時間を過ごしながらも、7月から始まった今季に向けて、徐々に気持ちを切り替えられたという。

「ファンの方には、たくさん待っていただいている。その皆さんの期待や応援がいつも力になって、表に出なくても、ずっと支えになっています。恩返しというか『お返ししたいな』っていうのがあります」

この日も遠方からファンが駆けつけ、抽選会では自らが抽選箱に手を入れて交流を楽しんだ。

「以前のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や4回転など身に付けたものもそうですし、表情にこだわったり、ピラティスもやってきました。そこを今季以降、ずっと出すことができたらいいなと思います。たくさんの方にチャレンジしているところを見ていただけるように、頑張っていきたいと思います」

14日には3地域対抗戦「ジャパンオープン」(10月8日、さいたまスーパーアリーナ)への出場が発表された。シーズン本格化の秋に向けて、周囲の支えも力に変えていく。【松本航】

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