昨季の北京オリンピック(五輪)銅メダル、世界選手権金メダルの坂本花織(22=シスメックス)が今季2戦目で世界女王の滑りを見せつけた。

日本、北米、欧州の3地域対抗戦で、フリーのみで競う団体戦の女子1位。146・66点をガッツポーズで喜び、日本の優勝に貢献した。

「練習ではあまり良くなくて、本番でどこまでいけるかと思っていたけど、何とか集中力を保てました。ステップも前回は(評価が4段階の)レベル2だったところが4に。練習の成果だなと思います」

さらに納得したのは後半3回のジャンプだった。3回転フリップ-3回転トーループの2連続、ダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループ-2回転トーループの3連続、最後は代名詞のくるくる3回転ループを全て成功させた。

「今回このような演技ができたことは奇跡。後半3回すべて成功が練習ではなかったので。3-3とアクセルトーの3連続でミスして最後のループだけ跳べるとか、どこかでミスしていたものが、ここまでできるんだ、と発見になりました」

右手小指の骨折はまだ治っていないが「ノーミスできるようになるための、いいきっかけになった。ここから徐々に、自己ベストに近づけるようにしていきたい」。今季初戦だった9月のロンバルディア杯のフリー132・40点から約14点も上乗せし、本格シーズンインを迎える。【木下淳】