初陣トップ4へ-。バドミントンのトップリーグS/Jリーグが5日、秋田・由利本荘総合防災公園アリーナほかで開幕する。

男子で創部6年目のコンサドーレが初参戦。23年度入団内定選手の大出竜輝(21=龍谷大)を含む9人が、サッカーと同じ赤黒ユニホームを誇りに、国内最高峰の戦いに挑む。

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トップリーグ初戦が目前に迫り、バドミントンの赤黒軍団の動きが、自然と熱を帯びる。4月からコンサドーレの主将を務める渡辺俊和(25)は「(トップリーグに)上がってきたばかりだから“残留を狙う”では、必ず停滞する。同じ舞台に立ったからには、相手が日本代表だろうと誰であろうと倒す」とキッパリ。小学校から大学まで全カテゴリーで全国優勝を経験したキャプテンは表情を引き締めた。

6月の全日本実業団選手権準々決勝で、S/Jリーグと前身の日本リーグで優勝10回を誇るトナミ運輸と対戦し、0-3のストレートで敗れた。内容は「惨敗」(渡辺主将)だった。5分だったメニューが7分に増え、7分だったものは10分続けた。「質を変えず、量にもこだわった」と吉田仁監督(41)。「1部のチームに勝ちたいから(練習を)やる。やらないとおかしいと、全員の意識が変わった」(渡辺)と、今季のリーグ開幕に備えてきた。

5日の開幕戦は、全日本実業団選手権優勝のBIPROGY(ビプロジー、旧日本ユニシス)が相手となる。東京五輪出場メンバーも含まれる強豪だが、エース山沢直貴(24)は「開幕戦が1番大事。(相手を)『強いな』と思ったら負け。目をギンギンにして、試合に入りたい」と心待ちする。

そしてチーム全員がもっとも期待するのが、27日に北ガスアリーナ札幌46で開催される初の地元開催だ。「この日だけは、選択肢が『勝つか、勝つか』しかない」と渡辺。「北海道の方々に見に来てもらって、勝って、コンサドーレのバドミントンをアピールする世紀の一戦」と山沢。サッカーとカーリングだけじゃない。バドミントンの赤黒が、いよいよ頂点への戦いに挑む。【中島洋尚】

◆S/Jリーグ 2016年に発足したバドミントンの国内リーグ。今季は男女とも12チームがSブロックとJブロックの2つに分かれ、各ブロック1回戦総当たりのリーグ戦5試合を実施(11月5日~23年1月29日、各地区)。各ブロック上位2チームがTOP4による順位決定戦(1月15~29日、埼玉)に進み、優勝が決まる。コンサドーレと同じJブロックはNTT東日本、BIPROGY、東海興業、ジェイテクト、丸杉。