2年ぶりの優勝を目指す東海大静岡翔洋が66-9で科学技術を下し、4年連続の決勝に進んだ。WTB梅田壮一郎(3年)が2トライを奪い、計10トライの快勝に貢献した。4年連続同一カードとなった決勝は、13日午後1時半から袋井・エコパスタジアムで行われる。

東海大静岡翔洋のWTB梅田が、左サイドを切り裂いた。38-6の後半15分。自陣でボール受けると、一気にギアをトップに上げた。立ちはだかる相手を次々と振りきり、ゴールラインまで50メートル以上を走りきった。「とにかく前を目指した。気持ち良かった」。中央にトライを決め、豪快なガッツポーズを決めた。

中学1年時にヤマハ(静岡ブルーレヴズ)のスクールで競技を開始。昨夏に行った大学生との交流試合を機に、ウイングに転向するまでFW一筋だった。50メートルは6秒6。それでも「体の強さには自信がある」。強靱(きょうじん)な肉体が、独走トライを支えた。

さらに、この日は本来の右ではなく左サイドで出場。「自分は右肩で相手に当たるのが得意。その特徴が生かせるように」と久保田純正(2年)とポジション変更したことも奏功し、2トライを奪取。津高宏行監督(39)も「自信になったと思う」と目を細めた活躍で、チームを支えた。

静岡聖光学院に7-21で敗れた昨年決勝は、スタンドで見守った。「悔しかった。勝利のために、少しでも前にボール運びたい」と誓った梅田。2年ぶりの花園へ、決勝でもサイドを駆け上がる。【前田和哉】