UCIアーバンサイクリング世界選手権(9~13日、アラブ首長国連邦・アブダビ)のフリースタイル・パーク種目で日本勢初優勝を飾った中村輪夢(20=ウイングアーク1st)が、世界一をつかんだ喜びを語った。15日に帰国し、成田空港で取材に応じた。

準決勝を8位で通過し、強風が吹く中で迎えた決勝で「720バースピン to タックノーハンド」の新技に成功。93・80点で初Vを決めた。決勝前は「1位を狙うか、最下位になるか」という心境で臨んだという。昨夏の東京五輪では5位だったが、大技を決めて世界の頂点に立った。「技が決まって評価をされて、やっていることが間違いじゃなかったと思えた」と笑顔で振り返った。

今後は12月9~11日にオーストラリアで開催予定の「UCI BMXフリースタイルワールドカップ(W杯)」に参戦する。「今日の夜はとりあえず、焼き肉に行こうかな」とほほえみつつ、「出る大会は常に表彰台に上りたいので、次のオーストラリアでも表彰台に上れるように頑張りたい」と意欲を示した。

今大会のパークは、24年のパリオリンピック(五輪)の予選を兼ねる。パリ五輪の出場枠は12人で、24年の五輪予選シリーズ上位6人のほか、22、23年の世界選手権から計5人、開催国から1人が選出される。今大会の結果により、日本は24年の五輪予選シリーズで総合6位以内にアジア選手が入らなかった場合の五輪出場枠を確保した。