フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは8日、イタリア・トリノで開幕する。

7日は公式練習が行われ、GPシリーズ2戦上位6人(組)の出場者が集った。直近2年はコロナ禍で中止。世界王者の宇野昌磨(24=トヨタ自動車)は昨季も権利を得たが、4年ぶり出場となる。

三浦佳生(オリエンタルバイオ/目黒日大高)、山本草太(中京大)、佐藤駿(明大)と日本勢4人がそろい、第5戦NHK杯後には「年上なので手本となれるように」と意気込んだ。女子も世界女王の坂本花織、GP2連勝の三原舞依(ともにシスメックス)、成長著しい渡辺倫果(法大)が出場。ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)も合わせて、日本勢全員が勝てば初優勝となる。男子とペアは8日、女子は9日にショートプログラム(SP)が行われ、ジュニアも女子で14歳の島田麻央(木下アカデミー)らが出場する。(トリノ=松本航)