プレーオフのチャンピオンシップ決勝初戦で、琉球(レギュラーシーズン西地区1位)が千葉J(レギュラーシーズン東地区1位)を下して先勝した。2度にわたる延長の末に、熱戦を制した。28日も琉球が勝てば初優勝となる。

勝負どころで得点を重ねた今村佳太は「優勝に向けて1歩近づけたことは大きい。厳しい時間帯もあった中で、我慢し続けることができた」と振り返った。

前半41-36で折り返した。第3クオーターに追い付かれると終盤まで一進一退の攻防が続き、77-77の同点で延長に突入。1度目の5分間の延長では決着がつかず、さらに5分間の再延長となった死闘を制した。

桶谷大監督は「相手のトランジションと3点シュートを抑えられたことが良かった。ベンチポイント(途中出場者の得点)の多さも、うちの良さが出ている。明日もセカンドユニットで点を取りたい」とうなずいた。

琉球は昨季、初めてCS決勝に進出したが宇都宮に敗れた。今年の天皇杯決勝では千葉Jに屈した。それぞれの悔しさを晴らす“ダブルリベンジ”に王手をかけた。

千葉Jはエース富樫勇樹が両チーム最多31得点を挙げたが1歩及ばなかった。