B2新潟アルビレックスBBが今季9戦目で初勝利を挙げた。

山形ワイヴァンズを89-77と今季最多得点で破り、開幕連敗を8で止めた。1戦目(28日)を右足首の負傷で欠場していたPFマーティンス・イバーヌ(26)が復帰。両チーム最多の24得点で、初勝利へチームを引っ張った。新潟は次節の11月4、5日、福島ファイヤーボンズとアウェーの県営あづま総合体育館で対戦する。

リングをとらえるたびに、イバーヌは拳を握り締めた。「チームメートを助けたかった」。第2クオーター(Q)、26-29から3連続得点。速攻、インサイドの競り合いからの1本、そして最後はダンクで32-31と逆転。その後、新潟は山形にリードを許さず、待望の初勝利を挙げた。

ベンチスタートのイバーヌは第1Qの残り3分42秒からコートに入ると、このQだけで5得点2リバウンド。28分11秒、コートに立った。25日の越谷アルファーズ戦で痛めた右足首の状態が悪く、28日の1戦目は試合登録から外れていた。試合前日の27日の練習も別メニューで過ごす状態だった。

「試合を見ているだけなのはつらかった」。まだ万全の状態ではないが患部をテーピングで固めて出場した。「スタッフと話し合って起用を決めた。あんなに長く使うつもりはなかったが、素晴らしいプレーだった」とケイシー・オーウェンズ監督(52)もプレーを絶賛した。

7日の開幕から23日目でようやくつかんだB2降格後の初白星。オーウェンズ監督は「選手がばらばらにならず、努力を続けてくれた」。イバーヌは「これほどしんどいシーズンのスタートは初めて」と苦笑い。そして「その分、学びも多い。チームや自分が良くなるチャンスがある」と上昇を誓った。【斎藤慎一郎】

 

○…主将のSF大矢孝太朗(29)が体を張ったプレーでチームを鼓舞した。1戦目に続く先発で33分7秒出場。第4Q5分31秒に5ファウルで退場したが、それまでリバウンドを8本獲得しチャンスの土台を作った。「守備で相手ボールにプレッシャーをかけた。ファウルアウトするくらい厳しくいくつもりだった」。今季就任した主将としても初勝利に「うれしいけど、すぐ次があるので」と気持ちを切り替えた。