全国高校バスケットボール選手権(ウインターカップ)が23日、東京体育館などで開幕する。静岡県勢男子では、東海総体(6月)の藤枝明誠優勝で1枠増の2校が出場。県大会上位4校による決勝リーグ戦で2位となった浜松学院が、7年ぶり15度目の全国に挑む。強固な守備から速攻で得点につなげる古豪が、同日の1回戦で正智深谷(埼玉1位)と対する。【倉橋徹也】
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県決勝リーグ初戦、浜松学院は浜松開誠館と対し、66-60と激戦を制した。大舞台から遠ざかること6年。チームを指導し、自身も同校から28年前に全国16強入りした森下貴之監督(46)は「夏の特訓によく耐えてくれた」と選手らをねぎらった。2戦目の飛龍にも77-64。3戦目の藤枝明誠には61-108と全勝優勝を許したが、森下監督体制で2度目の全国出場権を奪取。得点源のSF鈴木海成(3年)は「苦しい練習だった夏を乗り越えたのが実を結んだ」と振り返った。
新人戦では思うような結果を残せず、走り込みなどフィジカル強化に取り組んだ。学校周辺の100段階段をダッシュで登るなど体を徹底的に鍛えた。「脚力が高まり、試合終盤でも激しい守備ができるようになった」と鈴木海。全員が本大会に向け高いモチベーションで練習に取り組む。鈴木海は強みの3点シュートとドライブに磨きをかけ、全国で「1試合20得点と10リバウンド以上のダブルダブルを」と目標を掲げた。
相手に留学生ビッグマンのいない初戦について「1対1で抜かせず、1つ1つのリバウンドを取って対等に戦いたい」と意気込んだのは、チームをけん引する主将のSG大倉成矢(3年)だ。1試合60失点以内とし、それを上まわる得点で勝利をつかむ。チームに唯一のPG西垣玲央(1年)がメンバー入り。指揮官から「周りを生かせる選手」と期待され、西垣入部以前にPGだった大倉は「自分が得点に集中できるようになった」と、得意の3点シュートに力を込める。
チームは過去最高8強(5度)超えを視野に「まず全国1勝」を狙う。大倉は「来年以降にもつながる大会にしたい」。古豪が復活ののろしを上げる。


