12月に開幕するラグビー「リーグワン」で2季ぶりの優勝を目指すクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)は5日、新主将にNO8ファウルア・マキシ(27)が就任すると発表した。
日本代表でも主力に定着したマキシはトンガ出身で、日本航空石川高、天理大を経て19年に入団。チームを通じて「キャプテンを任命されたときは、少し悩みました。その理由は、私はこれまでキャプテンを任された経験がなく、プレッシャーに感じたからです。しかし、こうしてキャプテンを任されることはとてもありがたいことであり、成長にもつながります」とコメントした。
主将は15年W杯日本代表CTB立川理道(34)が、昨季まで8季にわたって務めてきた。立川の後押しもあっての決断といい、マキシは「言葉だけでなく自分のプレーでチームを引っ張り、みんなと共に成長してスピアーズの新たな歴史をつくりたいと思います」と誓った。この日、東京・江戸川区でシーズン方針発表会見に出席したフラン・ルディケ・ヘッドコーチ(56)は選出理由を「2人とも天理大卒なので」と笑わせ「立川でもいいが、次の世代のリーダーを育てる意味もある。マキシが自分の姿を見せることで、他の選手がついてくる。規律を守り、一貫性があり、振る舞いやパフォーマンスも素晴らしい。他の選手との関係性もいい」と期待を込めた。
今季からはニュージーランド代表「オールブラックス」のコーチとして23年W杯フランス大会準優勝に導いたスコット・マクラウド氏(51)が、アシスタントコーチに就任して主に防御面を担当する。同氏は「ニュージーランドにいた時から、スピアーズは向上心が強いチームと思っていた。(雰囲気が)ファミリーとも聞いていた。数カ月過ごしてみても、仲が良く、近い距離で仕事ができていると思います」ととけ込んでいる。
2連覇を目指した昨季は故障者が相次いだ影響もあり、6位でプレーオフ進出を逃した。今夏はマキシや立川、SH藤原忍(25)、明治大から入団1年目のプロップ為房慶次朗(23)らが、日本代表でプレー時間を確保している。秋のプレシーズンマッチ、代表活動を経て、開幕戦は12月22日トヨタヴェルブリッツ戦(東京・秩父宮ラグビー場)。WTB根塚洸雅(26)は「昨季は立ち上がりで接戦を勝ちきれなかった。全員が同じ絵を見て、自信を持ってラグビーができれば、初戦からいいラグビーで、優勝への流れをつくっていけると思います」と気合を入れた。【松本航】


