【グルノーブル=松本航、松本愛香通信員】出場最年長25歳の新たな王者の誕生を日本女子が粋な演出で祝った。
ショートプログラム(SP)首位で最終滑走で登場したアンバー・グレン(米国)が、フリーでも大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と決めるなど、142・03点、合計212・07点で優勝。キスアンドクライで得点が表示されると、「オーマイガ-!」と喜ぶグレンの姿の次に移されたのは、滑り終わった上位3選手が待機する「グリーンルーム」。その時点で暫定3位までの千葉百音、坂本花織、樋口新葉の姿が映し出されると、3人はそろってグレンのフリーのフィニッシュポーズを披露し、勝利をたたえた。
全米女王のグレンは、昨年のGPシリーズ・スケートアメリカで自身初めて国際スケート連盟(ISU)公認大会で3回転半に成功すると、ベテランの可能性を広げていく活躍を続けている。今季は抜群のジャンプの安定感に表現面での評価も積み上げ、GPシリーズ2連勝でファイナルに臨んでいた。
一緒の大会に出場した日本勢は、練習、試合前後のウオーミングアップやクールダウンを欠かさない姿に大きな刺激を受けてきた。6人中5人が出場した日本勢にとっては大きなライバルにはなるが、千葉、坂本、樋口のおそろいのポージングには大きなリスペクトもこもっていた。


