<柔道:全日本選抜体重別選手権>◇最終日◇13日◇福岡国際センター◇男子100キロ超級

 男子100キロ超級の上川大樹(22=京葉ガス)は、準優勝に終わった。初優勝を狙った全日本選手権でベスト8に終わり「優勝しかない」と公言して臨んだ今大会も七戸龍(23=九州電力)の前に何も出来ずに敗れた。開始2分で技ありを奪われ、2分23秒には大外刈りで一本負け。「負けたんで(五輪は)ないと思います」と言いながら「選ぶ方も難しいでしょうね」とまじめに話した。

 直後の強化委員会で「消去法」的に代表に選ばたものの、首脳陣の評価は厳しい。「出るからには金メダルを目指して、ドーピング以外は何でもやります」と話す上川に対して、篠原監督は「メンタルを含めて徹底的に強化する。とことん追い込む」と悲壮な決意で話していた。