<高校ラグビー:報徳学園20-20(T3-2)石見智翠館>◇3回戦◇1日◇花園

 石見智翠館は2試合連続のシード校撃破を逃した。

 後半29分にSH竹中太のトライ(ゴール)で同点に追い付いたが、トライ数で下回り、前回に続く8強はならず。

 それでも川上主将は「負けたとは思っていない。胸を張って島根に帰れる」と上を向いた。

 個々の突破力に優れる報徳学園を相手に、しつこくタックルを繰り出して接戦に持ち込んだ。

 安藤監督も「前に出て重圧を掛けようと言っていた。防御はすごく頑張ってくれた」と選手をたたえた。最後まで苦しめられた報徳学園の前田主将は「僕たちの負け試合だったけど、次の挑戦権を得た。石見智翠館の分まで背負って戦いたい」と奮闘を誓った。