全国高校ラグビー大会は、5日に東大阪市の花園ラグビー場で準決勝、東海大仰星(大阪第1)vs東福岡(福岡)と大阪桐蔭(大阪第2)vs桐蔭学園(神奈川)の2試合が行われる。

 Aシードの東海大仰星は4日、枚方市の同校グラウンドで調整。2大会前の決勝では東福岡に24-36で敗れており、リベンジに気合を入れた。

 昨春の選抜大会を最後に監督を退いた土井崇司総監督(54)は「東福岡さんは特別な相手」という。2度目の優勝を飾った86回大会(06年度)決勝で対戦した前後から、交流を深め、毎年、大分・久住高原で合同合宿をともにすることで互いのレベルアップをはかり、長野・菅平合宿の8月14日には定期戦を行っている。

 現在のチームは昨春のワールドユース、昨夏の菅平の定期戦と2連敗。2大会前の決勝に1年で出場したFB野口竜司(3年)は「当時の3年生に『次は勝ってくれ』と言われたことを今もはっきり覚えています。明日はどっちが相手のスキにつけいることができるか、という戦いになると思う」と話した。