甲子園で春夏連覇を果たした興南(沖縄)の左腕島袋洋奨(ようすけ)投手(3年)の中大進学が決まったことが5日、分かった。

 もともと進学希望だった島袋は、夏の甲子園優勝時点で東京の私大数校を進学先に絞っていた。家族ともに進路について話し合いを行い、最終的に島袋が最初に志望していた中大への進学を決めた。将来的にはプロ入りの夢を持っているが、まずは大学で実力をつける考えだ。中大は今年のドラフトの目玉となる右腕沢村拓一投手(4年=佐野日大)ら好投手を育成してきた。沢村らが抜ける来年は、島袋に次代のエースとして期待がかかる。

 中大と同じ東都大学リーグの亜大では、同じ沖縄出身でセンバツ優勝投手の東浜巨投手(2年=沖縄尚学)がエースとして活躍している。東浜対島袋の甲子園優勝投手同士の投げ合いが実現すれば大きな話題を呼びそうだ。