日本ハムOBでプロ野球史上初の新人選手でMVPを獲得した、木田勇氏(67)が現役時代さながらの好投で沸かせた。

 「レジェンドシリーズ2015」の一環で、試合前のメモリアルピッチに登場。ルーキーイヤーの80年に22勝を挙げ、当時の投手3冠などのタイトルを独占。新人王にも輝いた当時、使っていたグラブを持ってマウンドに立った。「大沢親分らを思い出しました。懐かしかった」と感慨いっぱいにボールを投じた。見事にノーバウンドでキャッチャーミットにおさまった。「ストライクが入ったね。良かった。打撃投手はいけますねって言われたよ」と喜んでいた。